鉄則065 障害管理システムをプログラマの評価に使うな
「ソフトウェアテスト293の鉄則」より
あのプログラマは山ほど未修正のバグを抱えていて 一生かかっても修正できそうにない、 または、バグをみんな先送りしようとしている といったことを言いつけてやりたいこともあるだろう。 その気持ちはよく分かる。 しかし、障害管理システムのデータを使って 特定のプログラマを攻撃したり、そのメンツをつぶしたりすれば プログラマはみんな障害レポートに対して身構えるようになる。 (中略) 障害レポートの詰まった障害管理システムを(誰が使おうが構わないが) ひとたび技術的な目的でなく、政治的な目的や人事考課の目的で使用すれば 障害管理システムとはそういうものだと考えられてしまうだろう。