私塾のすすめ、読んだ

先週末、帰宅中にぶらり立ち寄った書店で、「今読んでおくべきだよ」というオーラを放っているように見えたので、買った。そして読んだ。
梅田さん、齋藤さんの「考え方が根っこでつながっている」「共通の敵と闘っている」ということが、ひしひしと伝わってきた。
未来は創造するもの、変えていくもの。自分には一体何ができるか?まずは自分の人生を豊かにするために、どう行動していけばよいか?
そんなことを考えながら読んだ。


たくさん心に響いたのだけど、特に心に残ったところ 3つを引用しながら、本書の内容についてというより、むしろ自分がどういう行動をしていきたいか、考えたことについて記してみる。

「空気」をつくるのがリーダーの役目

今はネットによって、日本語の圏内だけでも、居ながらにして脱藩的・越境的な、身近な人間関係を超えたつながりができる。それを考えると、ネットのイメージも変わりますよね。
それには、良き大人が志をもってネットにかかわって、リーダーシップを発揮する、そうすると、そこに集まる人の集団が、チームとしての「空気」を共有するようになる。

ネット上で「私塾」をつくっていく、とか、リーダーとしてチームをまとめていこう、というより前に、他の人たちと切磋琢磨して学び合おう、と思うためには、まず、よい空気をつくる必要があるな、と。そして自分がまずやらなければならないのは、少なくとも kei-os2007のブログにおいては、良い空気を作ること。このブログに関心を持ってくれている人たちには居心地の良さを感じてもらうことが、何より基本になければならないな、と思った。それなら自分にもできるかもしれない。
日頃から、ポジティブな空気になるように書きたい、と思ってはいるのだけど、時々、邪悪な気持ちに支配されてしまってグダグダなエントリーになってしまうことがある。そういう邪悪な部分って量が少なくても、ブログ全体に広く薄く伝わってしまって、どうしても突き抜けた感じが出せなくなる。
小手先の技術を磨くのではなく、よきフォースを身につけること。よい生き方をすること。そういうところを、もっと意識していきたい。

量をこなすことをおそれない

自分がやりたいと思っていることに対して、面白いからどうぞ、と言ってくれる人とのマッチングは、砂金を探すようなものです。皆さん、企業のなかで、そういうことを意識して、周囲に働きかけていますか、ということなんです。

そうなんだよね。断られて当たり前、伝わらなくて当たり前。量を、数をこなさないうちに諦めたり、わかってもらえないなぁ...、なんてぼやくのは十年早い、ということだ。100回やってダメでも、101回目に成功が待っているかもしれない。やってみるしか、続けてみるしか結果はわからない。やる前に自分で結果を必要以上にネガティブに妄想してしまって、やらなくなってしまうのは勿体ない。自分が正しいと信じるなら、信じる先に希望を見ているのなら、諦めてはいけない。
いつも自分に言い聞かせないといけないな、と思う。おそれてはいけない。

打席にどんどん立てばいい

人生におきかえてみると、結局、何回トライしたか。野球は、打順が回ってくる回数に限りがあるけれど、ふつうの人生においては、積極的に打席にどんどん立てばよいわけです。それが結局、果実として出てくるものの数になる。確率の世界ですから。


これも「量をこなす」と似ているのだけど「積極的に打席に立つ」という部分に共感したので分けた。
まずは、ブログを書いていくこと。ブログに書いて、打席に立つこと、だ。そしてどんどん安打数を上げていくこと、だ。
そしてネットでも、リアル世界でも。打席に立つ。リングに上がる。ステージに立つ。
そうやって経験値を上げればいい。

そういうわけで

これからも、このブログを続けていくにあたって、自信がなくなったり思い悩んだりしたときは、今日のこのエントリーに立ち返って、「How are you?」「Fine!!」を声に出していこう。
「今読んでおくべきだよ」というオーラは正しかった。
良い本に出会えた。


私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

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