第1回 VimM勉強会に参加した

7/20(日) 14:00 - 18:00 ECナビで開催された
第1回 VimMに参加してきた。


とても道に迷いやすい体質なのだけど
奇跡的に!渋谷駅から 1回も undoを使わずに辿り着くことができた。


会場の ECナビ、とてもきれいな会場で
サンドバッグやら遊具やらがあって、とても快適な空間だった。
あと、PowerBookのバッテリー、4時間もつかな、と思っていたけど
全員分の電源がきちんと用意されていて、とてもありがたかった。


というわけで、勉強会、内容。


はじめに&Vim初心者++ id:Hash

VimM主催の id:Hashさんによる挨拶から発表の流れ。


初心者を脱するためには?というテーマで
補完、置換、マクロ、キーマップ、レジスタなど
Vimの機能を解説されていた。


たしかに、Vimのカーソル移動とかモード切り替えが
やっとなんとか身について、これらの機能を覚え始めた頃から
どんどん Vimの便利さを感じられようになったなぁ、と
過去の自分を思いだしながら、話を聴いた。


あと、発表のときに QuickSilverを使って
タイプしたキーをポップアップしてくれたのが、とてもよいな、と思った。
便利機能だな。
自分も次から使おうと思った。

ライブラリスクリプトを利用したvimエディタプラグインの構築 id:taku-o


おぉ、名無しのvim使いへようこそ。 — 名無しのvim使いの人だ!と思いながら、話を聴いた。


プラグインということだったので、最初は
Vimスクリプトの話で自分の発表とかぶってないかなぁ、と思っていたけど
かぶっているどころではなく、知らない話がどんどん出てくる。
ライブラリスクリプト、すげぇ!!
tlibとか。
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1863

tlib#input#ListW() 

みたいに、#でつなぐ方法、なにそれ、すげぇ!と、驚きだった。
オブジェクトを生成とかしてるし。
Vim、奥が深いなぁ。


なぜ私は10年間Vimを使い続けているのか @mootoh


Vimのコードリーディング。
今回は「a の機能を読む」ということで
gdbvimのプロセスにattachをかけて breakを張って追っていく
という、とても臨場感のある発表だった。
normal.c というソースの invoke_edit() とか。


「追いやすいソースコードツリー」というお話。
追いやすい、とか言われると、追いたくなりますよ〜。
そして Vimコードリーディング会、という流れを期待してしまっている自分。


Vimの一番のカスタマイズは、Cソースをいじることだ、と
Vimの楽しみがまた 1つ増えてしまって、困ってますww


それから @mootohさんは、所属クラスタが近いということがわかった。
いろいろからませていただきます、とw


その一方で僕はなぜemacsに乗り換えてしまったのか @suztomo


こういう展開ね、もう大好きww
VimM勉強会に来た人は tokyo-emacsに参加しよう、ということですね。


面白く聴いてて、ほとんど手元にメモを残していないことに気づいたり。。
変態キーバインドのお話。
mayuという キーバインドWindowsソフトがある、とか。
http://mayu.sourceforge.net/


自分が Vimを使い始めたころに、
それまで使ってたエディタのキーバインドを設定したりして
Vimに反抗していたこととか、思い出してしまった。
Vimのためにはならなかったけど、楽しかった。


うわさのvim勉強会のひとです id:ujihisa


大阪から Skype経由で映像が流れてきて、発表。
すげーー。
大阪で勉強会を開いている方、だと知る。


キーバインドのお話。
@suztomoさんの変態キーバインドにつづいて
またも、新しいパラダイムを発見してしまった。
Ctrlキーを使わない、とか。
小指の長さで emacs向きだ、Vim向きだ、と分類するお話なんかは
とても面白いのだけど、しっかりした根拠だな、と思った。


自分も、キーバインドに関しては、まとまった時間を作って
パラダイムシフトのための肉体改造(?)、頭脳改造(?)してみたいという興味と
もうこちらに戻ってこれない恐怖が入り混じっているのだけど
ちょっと恐怖より興味のほうが強まってしまった。


そして関西Vim四天王のお話。

id:secondlifeさん
@yanbeさん
id:motemenさん
id:ns9tksさん


さらに、神!

@kana1さん


すげー!


http://lingr.vim-users.jp
に、毎日通うのが Vimmerの正しい姿だよ、とのこと。


それと、@kana1さん、Ehimerな方らしい。
ワタシも生まれと育ちは Ehimeなので
Vim四国クラスタの気持ちをもって、参拝したいと思いますwww


Vimスクリプトマスターへの道(?) (BrainF*ck実装編) id:kei-os2007


そして、自分の発表。
で、いきなり訂正情報。
発表のときに、プレゼンタイトルに書いていたメールアドレスが
@google.com になっていた><


正しくは kei.os.2007 あっと gmail.com です。すいません><


今回の発表は、BrainF*ck実装をネタにして
手早く Vimスクリプトを身につけましょう、というネタ。
発表で使ったスクリプトは、ココ。
http://d.hatena.ne.jp/kei-os2007/20080719


あと、発表内容は id:ujihisaさんの発表のところから
ustに保存されているので、リンク。
http://www.ustream.tv/channel/vimm


映像開始 21分くらいから、自分がしゃべってる。


id:taku-o さんの前にやっとけばよかった、と
発表者としての反省点はあったものの
手早くスクリプトを覚えてもらう、という目的は達成できたなか、と。


あと、Vimperatorの素晴らしさについて話した。
これを機に、Vimperatorを使い始めた人がいたら嬉しい。
手元を見せられたら、もっとよかったなぁ。
あと、他のプラグインとか、もうちょっとアドリブをきかせて
やればよかったな、あとになって気づく。。
もっと発表慣れしないと、だ。


懇親会、まとめ


勉強会のあとは、渋谷で懇親会。
事前登録してなかったけど、当日申し込みで参加させてもらった。
すみません、困らせもので。。


懇親会参加者は 20人弱。
Vimを使っている、Vimに興味がある、というただそれだけを接点に
これだけの人がどんどん交流していく、というのが不思議だった。


開発が好きな人たちが集まって、普段接する機会の少ない年代の方から
それぞれのフィールドの面白い話を聴す、それを聴く。
ものすごくスリリングで、至福の時間だった。
Vimの懐の深さを知ったかも。


あまりに楽しくて、帰りの電車では半ば放心状態だった。


あと、今回、発表してよかった。
ほとんどの人と初対面だし、外部の勉強会で話すのは初めてだし、で
発表しようかどうしようか、いろいろ迷ったけど
けど、id:Hashさんの後押しを得て、勇気づけられたのもあって
発表してみたら、すごい楽しいことになった。
自分の中にいた敵を 1つ倒して、新しい世界が開けてきた気がする。
いろいろな人の Vim発表、聴きたいな!


というわけで、忙しい中、VimMを立ち上げて勉強会を主催してくださった
id:Hashさん、おつかれさまでした!
VimM、よいよ。

追記 VimM発表資料をアップしました


googleグループに、発表資料一式をアップしました。


VimM発表資料 (VimM_080720.tar.gz)


以下の資料を収容しています。

  • プレゼン資料 (index.htmlを開いてください)
  • Vimスクリプト (bf.vim)
  • BrainF*ckソース (hello.bf)


プレゼン資料は、id:amachang作成の s6.jsを利用させていただきました。
おかげさまで、楽しく発表することができました!
どうもありがとうございました。


公開資料に関して、何か問題がありましたら、ご指摘いただけると幸いです。
また、「もっとよい公開方法あるよ!」というご意見がありましたら
いただけると、きっと喜びます、、。
あまり慣れていないもので...すみません。